税理士後藤の節税塾！(18)「おトクな小規模企業共済」

小規模企業の経営者や役員、個人事業主などが、仕事を辞める時のための退職金制度です。月々の掛け金は1,000円~70,000円までの500円単位で自由に設定可能で、掛け金全額を所得控除できます。

受取金額はが多い順に「共済金A」（廃業・死亡）、「共済金B」（老齢給付金）、「準共済金」（個人事業から法人になったが役員にならなかった場合など）の３つがあり、途中解約した場合は「解約手当金」が出ます。

また、共済金の受け取り方は、「一括」「分割」もしくは「一括と分割の併用」が可能です。一括受け取りの場合は、税務上「退職所得」扱いになり、分割受け取りの場合には、税務上「雑所得」扱い（公的年金等と同じ）となります。

さらに、契約者の方は、掛け金の範囲内で事業資金の貸付制度の利用もできます。低金利で、即日貸付けも可能です。