税理士後藤の節税塾!(24)「商品券の税務上の留意点」

商品券は税務署に目を付けられやすい経費の一つです。なぜなら、商品券を購入時に経費計上して、商品券を使用したときに再度経費計上するといった脱税の手口に使われやすいからです。特に決算直前の商品券購入は、特に注意です。

 

商品券を謝礼として利用した場合には、接待交際費として計上が可能です。ただし、誰に、いつ、何のために渡したかを明確にしておく必要があります。また、従業員に配った場合には、福利厚生費としての計上が不可で、給与として計上が可能です。なぜなら、商品券は換金可能、つまり現金を渡したのと同じで、それは給与と同じだからです。